こんにゃく製造会社でのアルバイトレビュー | バイト体験紹介メディア

私は大学4年のとき約1年間、社会勉強のつもりでこんにゃくの製造会社でアルバイトをしました。
職種は、事務と、製造現場と籠洗いのうちから選ぶことができましたが、私は製造現場で働きました。
約1年間の経験から得た「良かった点と嫌だった点」をまとめて紹介します。

こんにゃく製造工場の仕事内容

こんにゃくの小包装
こんにゃくの小包装の検品
こんにゃくの製造
暇なときの掃除

工場での仕事内容はだいたい4点で、こんな感じでした。小包装は社員さんが操縦している機械で行いますが、小包装された商品を検品する作業は機械のスピードに合わせて行います。

検品は目視で行いましたが、スピードが速くて追いつかないと籠の中に検品前のこんにゃくが山盛りになり、やがては詰まると操縦オーバーを起こしてしまいます。
人間も機械の一部のように忙しい作業です。

こんにゃく製造会社のアルバイトで良かった点

ヘアスタイルが自由なことです

食品製造会社であるにもかかわらず、茶髪、ロン毛でも許されていました。その代わりに帽子の着用は厳しくチェックされました。

ジュースの差し入れがある

夏季は工場内の温度が上がるために、冷たいジュースの差し入れがありました。なぜか工場内の空調が効いておらず蒸ぶろになりますが、8月にジュースの差し入れ飲み放題がありました。

ぬるま湯のように居心地が良かった

社員さんに指導を受ける時は、各持ち場に配置された時だけでした。したがって厳しい研修もなく、まるで部活のような職場でした。

社員さんが若く接しやすいことも大きなメリットです。

20代の社員さんが多く、話しやすい雰囲気がありました。本社の人事の女性も同じくアルバイトにも親しみやすい人柄でした。
おそらく社風だと思います。

早退や突然の休みにも臨機応変応じてくれました

替えのきく作業者という位置ずけからか、突然の体調不良でも休むことができます。翌日にも仕事に影響されることもありませんでした。
持ち場の社員さんに事前連絡を入れると、休みも取れました。

食品会社の工場内とリアルを経験できることです。

製造機器の配置や衛生環境に至るまで、掃除の仕方も見ることができました。

こんにゃく工場でアルバイトして悪かった点

体力が半端なく必要になってきます

製造済みのこんにゃくはプラスチックケースに詰められて検品しますが、プラスチックケースが非常に重いので上げ下ろしが苦痛です。
こんにゃくには水分が含まれますが、20個ほどプラスチックケースにいれると重くなります。それを台の上から上げ下ろししていきます。

こんにゃくのなまぐさい匂いが全身に染み付きます

廃棄物は素手で触ることもあり、ヌルヌルした感触のこんにゃくに触れることが多いです。匂いは製造以外でも小包装からもにおってきます。
体調の悪い時はときに受け付けられなくなります。

機械音が耳にうるさい。長時間の機械音で耳が痛くなることがありました

症状がひどくなる前から耳栓が必要です。人の声を聞くために耳栓を外したり取り付けたりしました。私は病院へ行きましたが、同じ環境のもとでも問題が起きない人も大勢いました。個々の生体によると思います。

暇な時はひたすら掃除

暇な時はひたすら掃除の時間で、機械をピカピカになるまで磨き上げないといけません。
雑巾を持っている時間が長く、ステンレスをピカピカになるまで磨かされます。

手が荒れる

床の清掃など冷水を使うことがとても多く手が荒れます。サボっていても、頑張っても誰もみていてくれないのでサボった方がお得のようですが、逆に良心が痛んで頑張ってしまう状況に置かれます。
真夏にはさしみこんにゃく以外の売れ行きが悪い様子から製造がストップすることが頻繁にありました。掃除でもお給料を支払わないと、アルバイトが集まらないからという理由らしいです。