牧場仕事のアルバイトは動物と田舎の生活が好きという方にオススメ！ | バイト体験紹介メディア

高校生の頃、夏休みを利用して初めての北海道へ。
とある田舎に住込みで2週間。乳牛100頭程の牧場でアルバイトをしました。
牧場ならではの苦労も沢山ありますが、それ以上にやりがいを感じられる仕事だと思いました。
それではアルバイトの内容を紹介します。

牧場の仕事内容

ざっくり言うと牧場の仕事全部です。朝の掃除から夜の搾乳まで。

朝

汚れた牛達の寝床掃除
餌作り
餌やり
搾乳(機械で乳搾り)
子牛にミルクやり
牛を放牧に出す
牛達の体調管理

昼

寝床掃除
餌やり
雑用(施設の掃除とか機械の整備等)

夜

寝床掃除
餌作り
餌やり
搾乳(機械で乳搾り)
子牛にミルクやり
放牧した牛達を屋内に戻す
牛達の体調管理

その他

就寝前に見回り

バイトして良かった点

動物に癒される

生まれたての子牛の小さくてくりくりした目で見つめられるととても癒されます。

嫌なことがあってもどうでも良くなってしまいますね。成牛も大人しいので動物が好きな人にはたまらないと思います。
全力で抱きついてもびくともしませんので。

筋力、体力が付く

牧場は力仕事が主ですので力が付きます。
アルバイトの契約期間が終わるころには腕や足がガチガチに硬くなっていて、ちょっと誇らしかったです。

素早い判断力が身につく

3、4人で100頭の牛達の管理をするので、テキパキ動く必要があります。
牛達の体調も毎日違うので回りを見て、優先順位を決め動く能力が身につきました。

田舎の生活が素敵

何も無い！それが良い！
朝の仕事は綺麗な朝日と共に。夜の仕事が終わって空を見れば満天の星空。
都会ではまず見られない景色です。
そして筆者がアルバイトしていたのは牧場ですが、近隣には畑農家さんや鶏農家もあり食材が新鮮でとても美味しい。

バイトして悪かった点

生活＝仕事になる

動物の出産は主に夜です。
そのため産気づけば産むまで寝れず徹夜になる。体調を崩した牛が居れば夜中起きて見回りに行く必要もある。

人手不足

夏ということで牛の餌のための畑仕事も入り、一番忙しい時期でした。
3、４人でやっと回る牛舎が畑仕事に人を取られ、1人で掃除に餌やりをお願いされることもしばしば。目が回る忙しさでした。

乳牛はお乳が貯まり過ぎるとすぐ病気になるので搾乳は時間勝負ですし、終わりの見えない辛さはありました。

怪我の危険がある

牛達にも個性があります。
足癖が悪い奴、言うこと聞かない奴、面倒くさがりな奴・・・。
その中でも足癖が悪い奴が一番手こずります。

搾乳は後ろ足の横に中腰になり、そして足にも触れますが足癖が悪いと反応出来ない程素早い動きで足を上げてきます。
それが腕に当たれば痣が出来ますし、踏まれれば骨折もありえます。
その他、餌の草の塊を切るのにチェーンソーのような機械を使ったり、先の鋭い農具も良く使います。

高い場所にも上りますし、常に危険と隣り合わせです。

手が荒れる

慣れない内は豆が出来ますね。子牛のミルクの用意、搾乳機械の洗い物。
寝床は汚れて居るので綺麗な餌場に行くには長靴を洗いますし意外と水に触る機会が多いです。

夏でもツナギと長靴が辛い

夏でも長靴+ツナギです。
Tシャツ1枚でも良いのですが汚れと怪我の危険性を考え基本Tシャツ+ツナギです。
そして力仕事に忙しく走り回る・・・汗だくです。

牧場のバイトに向いている人

自然と動物が好き。都会の窮屈さは苦手
頼られるのが好きな人
人と接するのが好きな人
素直な人
責任感がある人

人と接するのが好きな人が向いている理由は田舎だから・家族経営が多いから。です。

一人になる時間があまりありません。
仕事が終われば、共にご飯を食べ、団欒の時間です。

素直な人は臨機応変に対応する必要があるのと、農家さんは基本こだわりが強いです。

農業といえば、力や体力に自信がある人！と思われがちですが、実際はそうでもありません。
筆者は20キロの物は持てませんでしたし、1キロ走るとばててしまいます。
ですが、仕事を始めてしまえば嫌でも重いものは持つし長時間労働になります。
気づけば20キロ担いで走っていたり、仕事終わりにちょっとスポーツを・・・なんて余裕も出てきます。

早起きが得意な人！のイメージも間違いだと思っています。
早起きは特に苦手ですが、朝日と共に起きるのでとても気持ちよく自然と起きられるようになります。