大学生の頃、大阪府内のホテルでパーティーや結婚披露宴でのサーバーのアルバイトをしていました。担当していたのは大宴会場で行われる企業のパーティーや結婚披露宴でした。
主に大阪市内のホテルをメインに働いており、人数が足りない、忙しい等他のホテルから要請があった場合は、そちらのホテルに行くこともありました。
この記事では私が1年間ホテルでアルバイトして感じたことを紹介していきたいと思います。
ホテルの仕事内容
自分が担当していたのは、厨房からお客様へ料理や飲み物を運んだり、お客様の身の回りのお世話をするスタッフ。パーティーや披露宴では会場に丸テーブルがいくつかおかれ、1つのテーブルにつき5名～8名程度のお客様が着席され、1人1テーブルを担当していました。
基本的に自分の担当テーブルのお客様への対応をしていました。
- パーティーや結婚披露宴の会場設営（テーブルのセッティング）
- お客様へ料理や飲み物を運ぶ
- お客様から飲み物のご注文をお聞きする
- 終了後の会場の後片付け
仕事内容はこの4つで、主な仕事は料理や飲み物を運ぶ仕事でした。
ホテルでアルバイトをして良かった点
時給が高い
仕事は厳しく、高いスキルが求められますが、未経験でも時給が高かったです。
お金が欲しい大学生にはありがたいアルバイトだったと思います。
マナーが身に付く
ホテルでのパーティーや結婚披露宴ですので失礼のないように、挨拶や身だしなみ、会場準備のためのテーブルマナーまで厳しい指導がありました。特に結婚披露宴の際はお客様にとって一生に一度の事なので、失敗が許されませんでした。
入ったばかりの新人は先輩からマナーをきっちりと叩き込まれました。特にテーブルマナーに関しては日常で学ぶ場面はほとんどないので、この機会に教えてもらい本当に良かったと思っています。
色々な事に配慮できるようになる
お客様相手の仕事なので、お困りのお客様を見かけたらすぐに対応する力が求められました。
ホテルの名前を背負っているという気持ちを持って、常にアンテナを張りお困りのお客様の手助けができるようにしていました。
企業などのパーティー会場では話し声等でざわざわしており、お客様から呼び止められていることに気付かないことがありました。なので、お客様の様子を目で見て判断していました。また、自分の担当するテーブル以外でもスタッフが困っている時に手を差し伸べる余裕も身に付きました。
機敏な動きが身に付く
パーティーでも披露宴でもどのテーブルにも同じタイミングで同じ料理をお出しする必要がありました。なので、自分の担当のテーブルにお出しする料理が遅れることが無いよう、俊敏な動きが身に付きました。
お客様の人生最高の瞬間に立ち会える
結婚披露宴においてはお客様の人生最高の日であると思います。その場にアルバイトとしてでも立ち会わせていただくことができ、感動することも多々ありました。
まかないが美味しい
従業員用の食堂があるところ、余った食材で作ってくれるところ等ホテルによって違いました。
ホテルなので美味しくて、少し豪華な食事が出るところもあり、良かったです。
ホテルでアルバイトをして悪かった点
きつい
仕事はかなりハードです。会場ではそのような様子は一切見せず、笑顔で料理をお出ししますが、会場の裏は戦場のようです。スタッフが走り回り、時間に遅れないようにと必死になっていました。おしかりを受けることも多々あり、本当にきつかったです。
髪の毛が染めれない、ネイルができない
当たり前のことですが、飲食の会場なので清潔感が求められます。その為、髪の毛の色は黒か暗めの色に制限され、ネイルも禁止でした。
私はそのようなオシャレにはあまり興味がなかったので良かったのですが、オシャレをしたい大学生には厳しかったかもしれません。
時間が不規則で長時間に及ぶ
かなり時間が不規則で、夜遅く深夜に及ぶこともありました。
アルバイトの人数が多いわけではないので、体調不良などで休みのスタッフがいるとすぐに電話で呼び出されました。
また、パーティーや結婚披露宴は時間が決まっているとはいえ、盛り上がって延長してしまうことが多く、その分時間が伸びてしまうことも多かったです。
勤務地が点々としている
メインでアルバイトをするホテルは決まっていましたが、そこでしか仕事をしないのではなく、要請があれば他のホテルに行くことがありました。その頻度がかなり多く、初めての会場で仕事をすることが多々あり、仕事に慣れるのにかなり時間がかかりました。初めて仕事をするホテルでは何もかもが違うので苦労しました。
ホテルでバイトするのはこんな人におすすめ
- お金が欲しい人
- マナーが身に付いている人（身に付けたい人）
この2点です。マイペースに働きたい人には向いていないと思います。
体力に自信のある人、精神力のある人には良いと思います。
