専門学校に入りたての頃、友達に誘われて始めたデニーズのバイト。割と人気なのはオムライス、ハンバーグあたりでしょうか。少し高めなイメージのあるファミレスですが、バイトして高いなりにしっかりしてるなというイメージを受けたので紹介していきます。
デニーズの仕事内容
自分がいたデニーズでは大まかに役割は
- ホール
- デザート作り
- キッチン
- 皿洗い
に分けられます。
ホール+デザート作り、キッチン+皿洗いという組み合わせが多かったです。場所によってはキッチン+デザート作りというデニーズもあります。
ホールでは接客、配膳、ドリンク作りが主な仕事になります。
キッチンではパスタ・揚げ物側、グリル・オムライス側に大きく分かれていました。パスタは乾麺から茹でて調理、ハンバーグは生の状態から調理していました。
私はこの内全てを経験しています。
デニーズでバイトして良かった点
気が効くようになった。
まずホールではお盆の持ち方からグラスの置き方まで教育され、いかにお客様に満足していただけるかを学ぶことができました。
デニーズの特徴としてドリンクバーがないのでコーヒーなど定期的に回って注がなければなりませんでした。そのためコーヒーはどこのテーブルが頼んでいたかを把握し定期的に見て回る癖がつきました。
飲み会の席でも誰がどのドリンクを注文していて終わる頃には店員を呼ぶなんてことも無意識にできるようになります。
料理が上手くなる
キッチン、デザート作りも経験していたので食材の切り方や簡単なパスタの作り方は覚えることができました。具体例を挙げるとふわふわオムライスの作り方、アボカド、マンゴーなどの難しい食材の綺麗な切り方、パスタの作り方などです。
特にマンゴーは食べる機会があれば家でもあのメニューで見る綺麗な切り方をマスターできますよ。
カルボナーラはソースから作ってる時もありましたので乾麺と具材さえあればカルボナーラも市販のソースを買わなくても作れるようになります。
物事の順序立て、素早い動きができるようになる
ランチ、ディナー時ともなると一度にたくさんのオーダーが飛び交います。キッチンではオーダーから15分以内に仕上げないといけないルールがありましたのでこれが後何分で焼きあがって、その間にこれを作ってなど数が多い物事も処理できるようになりました。
キッチンではオーダーとテーブルを照らし合わせ動線を考え配膳するようになりました。
時給が良い
私が働いていた時は時給800円、夜間は1000円でした。これでも近くの他のファミレスよりは50円ほど高かったです。
基本的に9時間シフトだったので1日働くだけでも7000円近い収入になりました。
デニーズでバイトして悪かった点
夜間も働くことがある。
デニーズは24時間営業のところが多いです。そのためバイトのシフトもそれに合わせたものになります。私が経験したシフトは15時〜0時、21時〜6時など眠い時間帯も働かなくてはなりません。
眠いだけならまだいいですが、夜の仕事を終えたお兄さんやお姉さん、また怖いお兄さん方を接客するのは大変でした。夜間はバイトの人数も少ないので、団体で来られるとキッチンはてんてこ舞い。
怖いお兄さんからたくさんのオーダーを出され、「同時に持ってきて」と言われた時はホールもキッチンに入って作ったことがあります。
落ち着く時間がない
基本的に忙しいのはランチ、ディナーですがその間も(バイトではアイドルと呼んでました)お客様は入ってくるので案外オーダーが落ち着く時間がありませんでした。
アイドルにディナーの準備をしなくてはならないのですが、ここでもオーダーが続くとディナーまでに準備が間に合わなくなる可能性もあるので準備をしながらオーダーを捌くのは大変でした。
デザート作りは器用さとセンスが問われる
デザート作りは盛り付けなど一応マニュアルはありますが、マニュアル通りになかなかいかず盛り付けにはセンスと器用さが求められるものでした。
キッチンで作る料理とはまた違う細かな作業なので生クリームが崩れたら再度やり直しと不器用な私にはなかな辛いものがありました。
デニーズでバイトするのはこんな人にオススメ
- 料理が作れるようになりたい人
- 人に気遣えるようになりたい人
- 夜間でも働ける人
この3点です。きついバイトですがデニーズで培ったことは大人になって社会に出た今でも活きています。レンチンばかりのファミレスよりも割と料理することが多いファミレスだと思います。メニューの値段は少し高めですがその分料理したり、接客に気を使ったりと高いなりにスタッフ教育は行き届いていると思います。
せっかくバイトするなら楽して稼ぐより汗かいて稼いでみるのはいかがでしょうか!