バイトの面接が決まったら面接を受けに行かなくてはいけません。その際に持っていくものが履歴書です。そして、履歴書の項目の中に「志望動機」というものがあります。
これがなかなか思いつかないなあっていうことはけっこうあるのではないでしょうか。
今回は、この志望動機の考え方と例文を紹介します。バイトを始まる方は参考にして見てください。
勤務条件を志望動機にしない
志望動機ですが、まず勤務条件を志望動機にするのは控えておきましょう。
- 家から近い
- 働く時間の都合がつきやすい
- 服装に縛りがない
などなど実際に働く内容とは関係のないものです。
確かに、頭髪の色はなんでも構わない、家から近く都合がつきやすいっていうのは魅力的です。ですが、「仕事内容については興味はないのかな？」と思われてしまいかねません。そのような条件を重視するのであれば、うちじゃなくても構わないし、他のところでもいいんじゃないかな？と思われてしまってもおかしくないです。
もし、勤務条件を志望動機にするのであれば、そこで働きたい意思をきちんと示しておきましょう。
また、少し書き方や言い方を変えるといいです。家が近いといった理由ならそのメリットを挙げましょう。
- 近いから遅くまで働ける
- 急なシフト欠員が出た場合もすぐ対応できる
目的を志望動機にする
では、何を志望動機にすればいいのかということですが、アルバイトをする目的を志望動機にしましょう。
- 生活費を稼ぎたい
- 趣味のためのお金が欲しい
- 将来就く業界の知識をつけたい
お金を稼ぐといった目的はどうなのかな？と思うかもしれませんが、生活費や学費を稼ぐためといった理由は働く目的がしっかりしています。その目的がしっかりしていれば面接官もこの子はサボらないなと感じことでしょう。ただ、やはり生活費を稼ぐならどこでもいいじゃん、と思われかねないのでそこで働きたい意思は伝えましょう。
志望動機にはなぜを考える
なかなか志望動機を書けないときには、「なぜ」ということを考えてみることがおすすめです。
- なぜ働きたいのか
- なぜこの職種なのか
- なぜこの店舗なのか
自分がなんでこの職種のこの店舗で働きたいのかといったことが考えられれば、志望動機も見えてくるはずです。
また、面接で志望動機を聞かれることもありますが、この問いかけを事前にきちんと答えられるようにしていれば、スムーズに答えることができます。
志望動機の例
居酒屋
私が貴社のアルバイトを志望した理由は、接客業に興味があることと、学校から近い場所にあるためです。現在は大学に通っており、夕方には授業が終わることが多いため、学校が終わった後はそのままシフトに入ることができます。貴社には何度か足を運びましたが、スタッフの方々の明るさが印象的で、「アルバイトをするならここが良い」と考えていました。
高校まではチアリーディングをしていたため、大きな声を元気よく出すことが得意です。お店を盛り上げていけるホールスタッフになれるよう、努力したいと思います。
カフェ
私が貴社のアルバイトを志望した理由は、カフェ巡りが好きなのと、以前から接客業に興味を持っていたからです。私は普段から友人とのおしゃべりや読書、勉強、休憩など、さまざまな目的でカフェを利用しています。中でも貴社のカフェは特に頻繁に利用しており、落ち着いた雰囲気や、スタッフの方の心配りのお陰で、快適に過ごすことができています。私も仲間になり、皆さまと一緒に素敵なサービスを提供できたらと考えています。
未経験ではありますが、お客さまに信頼いただけるスタッフになれるよう、1日も早く仕事を覚えたいと思います。
薬局
販売スタッフ
小さい頃、近所にある小さな雑貨屋さんで働くお姉さんにずっと憧れていて、いつか雑貨屋さんで働くというのが夢でした。ふと求人雑誌を見ていると、普段からよく購入させてもらっている貴店がアルバイトを募集していることを知り、以前アパレルの販売店員として働いていた経験も接客に活かせると思い、今回応募させていただきました。是非、大好きな雑貨に囲まれてあのお姉さんのように楽しく働きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
まとめ
アルバイトの志望動機は迷うものです。応募先に電話して面接に履歴書を持ってきてと言われ、その時になって志望動機どうしよう・・・といったことも多いと思います。
自分の応募先の企業には、他の人も応募した可能性が高いです。その倍率の中で受かるためには、志望動機も大切ですよね。志望動機を書き終えたら、応募先の人にとってその志望動機がどう見えるのかといったことを考えてみると良いですよ。頑張ってくださいね。
