私は大学一回生のころ、携帯電話を組み立てる工場のラインで夜勤のアルバイトを経験しました。
約一年間のアルバイト生活で得た「携帯電話の組み立て工場でアルバイトする良い点と悪い点」を紹介します。
携帯電話組み立て工場の仕事内容
会社は各携帯電話会社の商品を取り扱っている組み立て工場です。
- 携帯電話の目視確認
- 携帯電話の部品はめ込み
主にこの2点が仕事内容でした。私が担当していたラインは、携帯電話の基盤になる部品をはめ込む仕事と携帯電話本体のケースの傷を目視確認する作業でした。
作業はすべて手作業で行い、ラインも機械ではありません。そのため前の作業者が早ければ自分もスピードは早くて、ゆっくりであれば同じスピードで作業できるという環境でした。
携帯電話の組み立て会社でアルバイトして良かった点
- 体力的には比較的楽であることです
組み立てラインに加わると一箇所に立ちっぱなしですが、動き回りながら荷物を持つことがなく比較楽でした。
- 新機種に詳しくなります
携帯電話に興味がある場合には、誰よりも早く新機種に触ることができます。
- 同年齢のアルバイターが多く、話題が盛り上がります
部活の様な雰囲気があり、楽しい現場でした。
- 夕方から夜間にかけてのシフトは高時給で儲かりました
日中は正社員で他の仕事に就きながら掛け持ちする人も多かったです。
- 入社しやすくもあり、退社しやすくもある職場でした
アルバイト労働者の入れ替わりがとても激しく、そのため人に終着されていないので人間関係が気楽でした。
- アルバイターの人数がとにかく多いので、昔の友人に出会うこともありました
中学の同級生にぐうぜん再会を果たしました。お互いが驚いていましたね。
- ヘアスタイル、アクセサリーの規則はなく自由でした。
作業服で帽子を着用するので頭髪は基本厳しくはなかったです。
以上7項目くらいです。割り当てられた作業が合っていて、かつラインの前後の人間関係が良好なときは楽しい仕事になります。一方、両方に恵まれないときは苦痛を感じました。社員さんと馬が合えば、持ち場を変えてもらったほうが仕事に差し障りがないこともあります。ポイントは社員さんと仲良くなることだと思いました。
携帯電話の組み立て会社でアルバイトして悪かった点
- 持久力がなく倒れる女性アルバイターもいたことです。
ラインの前に直立不動になる時間が長いうえ、前後にスピードの速い作業者がいると、かなりきつい作業になりました。
- 社員さんに氏名を覚えてもらえないことです
アルバイターの入れ替わりが激しいこともあり、いちいち名前を覚えてもらえない。作業着に名札をつけているので毎回胸元のネームを見てから話しかけられます。
酷いときは、名札すら見ていない社員さんもいました。そういうときは、いきなり用件に入ります。
- 社員さんの数が少なくて、面倒をあまり見てもらえないことです
作業中のアクシデントに備えてラインを止める機械もないので社員さんを呼ぶ必要がありますが、見あたる場所にいないことが多く、ラインがストップすることもありました。
そこでようやく社員さんが気がつくのですが、作業がストップするので周囲に反感をかうこともしばしばありました。
- 手先の不器用さが仇になることもあります。
面接で手先の器用さを調べられましたが、いざ組み立てに入ると割り当てられた作業ができないという事態になりました。
結構多い様ですが、そういう場合は配置転換されます。
- 職業柄夜間は男性のアルバイターが多く、ナンパされる
年齢層が低めの男性が多く、ストーカーされることもありました。
- 夜勤はお給料は多少は良くても生活習慣が不規則になります
夜の10時まで勤務していると帰宅すれば11時です。肌荒れ、睡眠不足で体調を崩すこともあります。
- 長期のアルバイターも短期のアルバイターも時給は同じ額でした
数ヶ月、年間と勤務サイクルの希望を提出できますが、時給は同じです。作業内容も毎回初心者でした。
- 休憩時間のたびに作業着を脱ぐ必要があります
トイレや水分補給のたびに作業着を脱ぐので、面倒でした。
- なぜか朝礼があります
結構面倒でした。備品の紛失のことやら、機種変更のことやらを注意喚起されるために収集されます。
以上9項目くらいです。私は夜勤勤務でしたので、夜の労働に慣れていないと色々と体調面で苦労が伴いました。
携帯電話の組み立て工場でのアルバイトに向く人
- 体力と持久力のある人
- 機械や携帯電話機器に興味がある人。
- おこずかいを短期間で貯めたい人。
- 夜働くことに慣れている人。
- 手先が器用で、要領がよく俊敏な動きができる人。
以上5点くらいです。体力と持久力は必須です。できれば手先が器用でかつ、作業効率の良い人、要領の良い人だと入社後の作業で苦労が少ないと思います。
短期間でわり切って稼ぎたいという人には、勧めのアルバイトと思いました。