私は高校1年生の時、近所の素敵なレストランでアルバイトをしていました。
神奈川県某所にあったレストランなのですが、口コミサイトでの評判がとても良く、このレストランに来るためだけに埼玉からわざわざやってきたというお客様もいらっしゃいました。
「神奈川県某所にあった」という書き方をしたのは、今はもうなくなってしまったからです。個人経営のレストランだったのですが、オーナーさんの諸事情により閉店することになりました。
私が働いていた約1年間で感じた、良かった点や、悪かった点を紹介していきたいと思います。
レストランの仕事内容
- お客様のオーダーをとる
- 食器洗い
- ドリンク作り
- お客様が帰った後のバッシング(テーブルの上を奇麗にすること)
レストランで働いてみて良かった点
お客様とのコミュニケーションが楽しかった
私は運がよかったのか、失敗してお客様を怒らせてしまうようなことがなく、優しい方ばかりでむしろたくさん話しかけてくれたのがすごく嬉しかったです。
私の働いていたレストランは、多国籍の料理を提供するお店だったので、外国人の方もたくさんいらしていました。
私は英語を話すのが苦手なのですが、頑張って英語でオーダーをとったりしていました。
人とコミュニケーションをとることに慣れた
恥ずかしがり屋で、人見知りの私は、オーダーをとるときに、「ご注文を繰り返させていただきます。」と言って、オーダーを復唱するのが義務だったのですが、
それも声が小さくて注意されていました。
しかし、回数を重ねるごとに段々と慣れ、メンタル的な面でも成長することができました。
まかないが美味しかった
私の働いていたレストランでは、まかないを出してもらえました。
お客様に料理を出す際、いつも「このお料理おいしそうだな、食べてみたいな」と思っていたので、そのお料理をまかないとして食べることができたのがとてもうれしかったです。
特別な経験ができた
私のバイト先では店先でチラシを配るという業務もありました。海の前なので、夏は人通りがとても多く、チラシをもらってくれるひとがたくさんいて、感動したのを覚えています。
受け取ってもらえない時は落ち込みますが、それも最初だけです。慣れてくると、受け取ってもらえなくても全然へっちゃらになります。
メンタルを鍛えてもらえたのが良かったです。
レストランで働いてみて悪かった点
皿洗いで手が荒れた
私は皿洗いを担当していたのですが、夏は問題なかったのに冬になると手が荒れるようになってしまいました。
お腹が空いているときは地獄
私はお昼時に勤務することが多かったので、お腹が空いている状態で仕事をしていました。すると、お客様が頼んだ料理がすごくおいしそうに見えてものすごいつらかったです。
残り物を片付けるとき、こっそり食べてしまおうかと思ったことさえあります。
ネイルができない
私はそもそもネイルにそんなに興味がないのですが、たまたまこのレストランで働く前に友達にネイルを施してもらっていました。
「飲食店だから」と、ネイルはだめだと言われてしまいました。当たり前のことですが、ネイルはできません。
忙しい時のお店の雰囲気、ピリピリ感が怖い
飲食店は、お昼時、12時から14時手前と、夜18時からがとても忙しかったです。忙しいと、少しのミスでも注意されてしまったり、忙しくない時よりも従業員の方々がピリピリしだします。
従業員の方々はいつもとっても優しくて、お客様が入る前や休憩中などはいつも楽しく雑談をしています。
特別仲が悪いわけでもないのに、忙しくなるとみんなどうしても無意識にピリピリとしてしまうんですね。私はトロくて頻繁に注意されていたので、びくびくしながら仕事をしていました。
素早い動きが求められることがある
混雑時は、お客様が一組帰ると次のお客様が入ってきます。なので、前のお客様が帰ったらすぐさまテーブルの上を綺麗にしなくてはなりません。
しかし、注意しなくてはならないのが求められるのは「素早さ」だけでなく、「正確さ」もあるということです。
食器をぞんざいに扱って、落としてしまえば当然割れてしまいます。素早さを求められて、焦ってしまってしまし、食器を落として割ってしまったことが何度もありました。
それで注意されたときにはすごく落ち込みました。なので、動きのトロい私にはそこが大変でした。
レストランのホールでアルバイトをするにはこんな人がおすすめ
レストランでは、キッチンに入ってしまう人は、黙々とお料理を作るのに励めばそれでいいのですが、ホールとなるとそうもいきません。
「接客」のお仕事なので、不愛想では務まりません。
レストランのホールで働くのに向いている人は、
- 愛想がいい、笑顔に自信がある
- 他人とコミュニケーションをとることが得意・好き
- 素早く丁寧な動きができる
といったところだと思います。